会長挨拶

志津地区青少年育成住民会議 会長 山上 守夫

30周年への想い

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私がこの佐倉市・志津地区に越してきてから26年が経ちました。

 

それよりも長い期間、地域の子どもたちを温かく見守り続けている住民会議の存在は、10年以上も知らないままでした。

 

子どもたちが小さい頃は、PTAやクラス役員などは妻に任せっきりでしたが、成長記録を残したい思いもあり、父親が出られる学校行事にはよく顔を出していました。平成9年末に志津中で開催された「少年非行に関する座談会」に参加した折り、2月のトーク大会のお誘いを受け、暇に任せて一般参加したのが住民会議に足を染めるキッカケでした。

 

右も左も分からずに参加してみた住民会議に、気がつけば約15年間も関わっており、平成16年度からは会長を引き継ぐことになりました。

 

志津地区の運営委員は、小中学校12校の新旧PTA役員が多く、平成24年度では約9割を新旧PTA役員で占めています。運営委員、役員とも新旧の比率は約半々で、これが年齢層の幅を広げ、バランスを良くしています。

 

一方、男女比率では6:4でやや女性が多く、女性目線を大切にするのも志津地区の特徴です。志津地区の事業運営の考え方は、色々な世代の保護者が集い、子育てに関して共に考え、学び合える機会を提供する事です。

 

その基本理念に沿って企画されたのが「トーク大会」であり、これを軸に、親子で体を使って楽しむ事を再認識する「軽スポーツ」や「親子ハイキング」、地域の子育て環境を確認する「視察・巡回パトロール」等を主催しています。

 

お陰様でトーク大会は16回も開催され、志津地区のみならず、佐倉市や千葉県を代表する事業に成長しました。毎回150名程の参加者が約3時間、子育てに関する様々な問題を真剣に話し合う会は全国的にも珍しいと国民会議からもお褒めを頂きました。

 

今では小中学校PTAやOBに加えて、西校の現役高校生も参加してくれるようになり、毎回、高校生の目線から頼もしい意見を聞かせてくれています。又、軽スポーツでは、親子の組に混じって、先生と同じ組で競技を楽しむ小学生の姿がすっかり定着してきています。又、国道沿いの夜間営業の商業施設を監視する視察パトロールは、非行や犯罪を未然に予防する抑止力になっていると自負しています。

 

子どもたちを取り巻く環境は刻々と変化していますが、環境の変化に流されず、伸び伸びと健やかに成長してくれるよう、これからも見守っていきたいと思います。

 

子育ては試行錯誤の連続で、時には高い壁が立ちはだかる事もありますが、そんな時に頼りになり、学び合える住民会議でありたいと願っています。

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志津地区青少年育成住民会議 会長 山上 守夫 30周年への想い
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佐倉市公式ウェブサイト
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